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タクシー配車アプリ比較|GO・S.RIDE・Uber Taxi・DiDi・フルクル・kmをエリアと料金で選ぶ【2026年9月・公式情報】

2019 7/05
タクシーアプリ
2019年7月5日2026年9月26日
当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
タクシーを呼ぶおすすめアプリ

スマートフォンでタクシーを呼べるアプリは何本もありますが、名前だけを並べた比較を読んでも、自分の街で使えるのか、いくら余分にかかるのかは分かりません。しかも、数年前の記事に載っているアプリの中には、すでに配信が終わっているものがあります。

この記事では、2026年9月23日に各社の公式サイトを1つずつ開いて、そこに書いてある内容だけを並べました。順位は付けません。対応エリア、料金、支払い方法、予約という4つの条件で、自分の使い方に合うものを選べるようにしています。

先に、この記事でいちばん大事な訂正から書きます。

この記事の情報

各アプリの対応エリア・料金・機能は、2026年9月23日に各社の公式サイトで確認した内容です。運賃の決まりは東京ハイヤー・タクシー協会の運賃料金表(2026年4月20日改定)、キャッシュレス対応の台数は全国ハイヤー・タクシー連合会の資料(令和8年3月31日現在)によります。金額や対応エリアは変わることがあるので、実際に呼ぶ前にアプリの料金画面で確かめてください。この記事に広告のリンクは入れていません。アプリを使っていた感想は、筆者が都内で乗務していた2019年ごろの記録で、いまの仕様とは分けて書いています。

タクシー配車アプリの要点をまとめた図
2026年9月23日に各社の公式サイトで確認した要点
目次
二種免許と年収の話をLINEで受け取る。受け取れる情報を見る

この記事で以前すすめていたアプリは、いまはありません

このページでは以前、『JapanTaxi』というアプリを、ダウンロードできるものとして紹介していました。この名前のアプリは、いまは配信されていません。

JapanTaxiアプリがGOに変わったことを示した図
『JapanTaxi』は2020年9月に『GO』としてリリースし直された

運営会社の会社情報(沿革)には、2020年4月に『MOV』の事業と統合したこと、同じ年の2020年9月にタクシーアプリ『GO』をリリースしたことが書かれています。『タクベル』も2018年12月に『MOV』へ名前が変わっており、結果として3つの名前は1つのアプリにまとまりました。

存在しないアプリを探して時間を使ってしまわないように、まず経緯から整理します。

『全国タクシー』から『GO』になるまで

公式の沿革に書かれている日付だけを並べると、次のようになります。

年月沿革に書かれていること
2011年12月タクシー配車アプリ『全国タクシー』の提供を開始
2015年8月社名をJapanTaxiへ変更
2018年4月神奈川県でタクシー配車アプリ『タクベル』をリリース
2018年9月『全国タクシー』を『JapanTaxi』アプリへリニューアル
2018年12月『タクベル』を『MOV』へリニューアル
2020年4月『MOV』および『DRIVE CHART』の事業と統合し、商号を変更
2020年9月タクシーアプリ『GO』をリリース
2023年4月社名をGOへ変更
全国タクシーからGOになるまでの沿革の表
公式の沿革に書かれている日付をそのまま並べたもの

つまり、2020年9月より前に書かれた比較記事は、いまの状態を映していません。アプリの名前が3つ載っていても、実際にはそのうち複数が同じ1本に統合されている、ということが起こります。

「ジャパンタクシー」という言葉は2つある

ここで紛らわしいのが、「ジャパンタクシー」という言葉が2つの意味で使われていることです。1つはアプリの名前で、もう1つは車の名前です。

JPN TAXIとJapanTaxiとMOVの違いを整理した表
同じような名前でも、車の名前とアプリの名前は別のもの

街で見かける黒い箱型のタクシーは「JPN TAXI」という車種で、これは自動車メーカーの車の名前です。いまも普通に走っています。古い記事で「ジャパンタクシーが来た」と書かれている場合、車の話なら誤りではありません。アプリの話であれば、いまは存在しない名前です。

GOのアプリには、この車種を指定して呼ぶ「JPN TAXI車種指定手配料」という項目があります(GO 料金案内)。車種としての名前は、いまもアプリの中に残っているわけです。

以前のこの記事で直したところ

書き直しにあたって、公式の記載と突き合わせて直した点を先に出しておきます。

以前の記載いまの事実確認した資料
『JapanTaxi』をダウンロードできるアプリとして紹介2020年9月に『GO』としてリリースし直されている会社情報(沿革)
迎車料金は410円迎車回送料金は1回につき定額料金を事業者ごとに設定する。一律の額はない東京ハイヤー・タクシー協会 運賃料金表
累計700万ダウンロードいまの公式サイトに同じ記載がないため、この記事では書かない各社公式サイト
特定の1社のタクシーしか来ないGOには多くのタクシー会社が参加していて、47都道府県778市区町村が対象GO 対応エリア
5本のアプリに順位を付けていた順位は付けず、条件ごとに並べる書き方の方針

いま実在する6本のアプリ

2026年9月23日の時点で、公式サイトが開けて、いまもサービスを案内していることを確認できたアプリは6本でした。

実在する6本の配車アプリの一覧表
対応エリアと、公式が特徴として書いていること
アプリ運営対応エリア公式が特徴として書いていること
GOGO社47都道府県778市区町村メーター運賃・事前確定運賃・空港定額から選べる
S.RIDEソニーグループとタクシー会社の共同出資13都道府県アプリ手配料が0円
DiDiDiDiモビリティジャパン40都道府県アプリ決済でPayPayが使える
Uber TaxiUber公式がタクシーを挙げる10都市チップを渡せる。予約は90日前から
フルクル国際自動車東京23区ほか、横浜の一部登録不要で迎車料金もかからない
kmタクシーアプリ国際自動車東京23区・三鷹市・武蔵野市対象は約4,100台。空港定額を予約できる

このうちフルクルとkmタクシーアプリは、同じグループが出している別々のアプリです。役割が違うので、あとで分けて説明します。

街を走るタクシーの写真
どのアプリを使っても、来るのは普通のタクシー

条件から選ぶ

どれが1位かを決めるより、自分の条件に合うかどうかで選んだほうが早く決まります。公式に書かれている内容を、そのまま条件に当てはめると次のようになります。

条件別にどのアプリを確かめるかをまとめた表
順位ではなく、条件で選び分ける
こういうときまず確かめるアプリ理由
東京や大阪以外の街で呼びたいGO、DiDi対応都道府県がそれぞれ47と40で広い
迎車料金を払いたくないフルクル公式が迎車料金不要と書いている数少ない例
手配料を増やしたくないS.RIDEアプリ手配料は0円と公式に書かれている
数日先の時間を押さえたいGO、DiDiGOは最短15分後から7日後、DiDiは30分後から3日後
もっと先の予定を押さえたいUberUber Reserveは90日前から予約できる
空港へ定額で行きたいGO、S.RIDE、kmタクシーアプリいずれも空港定額の案内がある
PayPayで払いたいDiDiアプリ決済の手段としてPayPayが挙がっている
大きい車で人数が多いGO、S.RIDE最大6人まで乗れる車を指定できる仕組みがある

旅行や出張で初めての街に行くなら、出発する前に対応エリアのページを開いて、行き先の市区町村が入っているかを見ておいてください。到着してから入れようとすると、電波の弱い場所で会員登録や支払い方法の設定をすることになります。

複数のアプリを入れておく選び方もあります。対応エリアの広いものを1本、その街に強いものを1本という組み合わせにしておくと、片方で捕まらないときにもう片方を試せます。どのアプリも入れるだけなら費用はかかりません。

対応エリアで選ぶ

いちばん最初に確かめるべきなのは対応エリアです。機能がどれだけ充実していても、その街に対応していなければ呼べません。

対応している都道府県の数を比べた棒グラフ
各社の対応エリアのページに並んでいる都道府県を数えた値

GOは47都道府県778市区町村

GOの対応エリアのページには47の都道府県が並んでいて、その下にぶら下がっている市区町村を数えると778でした。市区町村の数が多いのは次の8つです。

都道府県市区町村の数
埼玉54
東京51
愛知50
茨城44
千葉40
大阪36
静岡34
北海道33
GOの対応市区町村が多い都道府県の棒グラフ
対応エリアのページに並んでいる市区町村を数えたもの

ページには「一部地域を除く」という注記があり、同じ市の中でも呼べない場所があります。ライドシェア車両が来るエリアの表示もあるので、確定ではなく目安として見てください。

DiDiは40都道府県

DiDiのサービス案内に並んでいる都道府県は40でした。関東では茨城・栃木・群馬が入っていません。

地方並んでいる都道府県
北海道・東北北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
関東東京、埼玉、千葉、神奈川
中部新潟、富山、石川、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知
関西三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良
中国・四国岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知
九州・沖縄福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

新着情報には、2026年9月15日に岩手県と新潟県でサービスを開始したと書かれています。対応する街は増えていくので、前に見たときに無かった県でも、いま一度見る価値があります。

S.RIDEは13都道府県

S.RIDEの対応エリアは13都道府県です。東京を中心に、主要な都市部に絞られています。

地方並んでいる都道府県
関東東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城
北海道・東北・北陸北海道、宮城、石川
東海・近畿愛知、静岡、大阪、京都
九州熊本

東京では23区と武蔵野市・三鷹市のほか、立川市、府中市、国立市、調布市、狛江市、小金井市、国分寺市、小平市、西東京市、昭島市、武蔵村山市、東大和市、東村山市、東久留米市、八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市が挙がっています。ページには「サービス提供エリア内でも一部タクシーをご利用できない場合があります」という注記があります。

Uber、フルクル、kmタクシーアプリのエリア

Uberの公式サイトでタクシーの案内が出ている都市は、大阪、京都、港区、福岡、名古屋、那覇、札幌市、広島、横浜、神戸市でした。

フルクルは東京23区(一部のエリアを除く)と武蔵野市・三鷹市、それに横浜市の中区・西区・南区と、保土ケ谷区・戸塚区・港南区・磯子区の一部です。kmタクシーアプリは東京23区と三鷹市・武蔵野市で、対象の車は約4,100台と書かれています。

夜の街とタクシーの写真
同じ都道府県でも、街によって呼べる場所と呼べない場所がある

料金で選ぶ

アプリで呼んだときに払う金額は、1つの数字ではありません。役割の違うお金が積み上がります。GOの料金案内は、この内訳をいちばんはっきり書いています。

アプリで呼んだときにかかるお金の内訳を示した図
運送料金、手配料、キャンセル料金の3つに分かれる

大きく分けると、タクシー会社に払う運送料金(乗車運賃、迎車料金、立替金)と、アプリの会社に払う手配料、それに条件に当てはまったときだけかかるキャンセル料金です。

迎車料金はアプリが決めているのではない

以前のこの記事には「迎車料金410円」と書いてありましたが、これは正確ではありませんでした。

迎車料金がタクシー会社ごとに決まることを示した図
迎車回送料金は事業者ごとに設定される

東京ハイヤー・タクシー協会の運賃料金表には、迎車回送料金について「1回につき定額料金を事業者ごとに設定」と書かれています。行政やアプリが一律に決めている額ではなく、タクシー会社が自分で決める料金です。

GOの料金案内にも「料金は各タクシー会社の規定に応じて定められています」と書かれています。だからこそ、呼ぶ前の料金詳細の画面で、その日その会社の額を見るのが確実です。

アプリ手配料は各社で扱いが違う

運賃や迎車料金とは別に、アプリを使ったことに対してかかるお金があります。ここは各社で考え方がはっきり分かれています。

アプリ手配料の各社の記載を比べた表
公式サイトに金額が書かれているものだけを並べた
アプリ公式サイトに書かれていること
GOアプリ手配料100円。タクシー会社によって発生有無が異なる
S.RIDE他社アプリでは発生することの多いアプリ手配料が0円。迎車料金と運賃は別途かかる
DiDi運賃は車内のメーターで計算し、これに迎車料金や高速道路料金などが加わる
フルクルアプリ内の課金はなく、迎車料金もかからない
Uber Taxi日本国内の手配料の金額が載っているページに到達できず、取得できていない

Uberについては、金額の記載ページが開けなかったため、この記事では金額を書きません。推測で数字を出すより、アプリの料金画面を見てもらったほうが確実です。

GOで増えることがある手配料

GOは手配料の種類が多く、料金案内のページにすべて書き出されています。2026年07月24日に更新された内容です。

GOで増えることがある手配料の一覧表
料金案内に書かれている金額。エリアと需給で変わると注記されている
項目金額かかる場面
アプリ手配料100円タクシー会社によって発生有無が異なる
取扱手数料100円配車依頼時に車内決済を選んだとき
ピークチャージ約30〜100円需要が集中する時間帯と場所
オフピーク割約30〜100円の割引閑散とした時間帯と場所
こだわり条件指定料各150円優良乗務員、JPN TAXIの車種指定、空気清浄機など搭載車
空港定額手配料400円空港定額を使うとき
優先パス手配料300円〜980円配車依頼後に需給に応じてすすめられる
AI予約手配料370円〜980円予約を使うとき
地域交通振興料300〜1180円ニセコエリア、軽井沢エリア、登別市、網走市

プレミアム配車や大型ワゴン配車を選ぶと、乗車運賃と迎車料金の0%から50%にあたるチャージがかかり、下限は税込500円と書かれています。金額はエリアと需給で変わるため、画面で確かめるしかありません。

メーター運賃と事前確定運賃のどちらを選ぶか

GOでは、乗車運賃を「メーター運賃」「事前確定運賃」「空港定額」から選べます。事前確定運賃は、乗る前に金額が決まる仕組みです。

メーター運賃と事前確定運賃の違いを比べた図
渋滞しても金額が変わらないのが事前確定運賃

ただし、GOの料金案内には「道路状況などにより、事前確定運賃がメーター運賃よりも高くなる場合があります」とはっきり書かれています。どちらが安いかは、そのときの道路状況しだいです。渋滞が読めない時間帯に金額を確定させたいときは事前確定運賃、空いている時間で短い距離ならメーター運賃、という使い分けになります。

全国ハイヤー・タクシー連合会の資料には「令和元年10月からは、配車アプリを活用した事前確定運賃のサービス提供を開始しました」と書かれています。比較的新しい仕組みです。メーターそのものの動き方はタクシーのメーターと運賃の記事にまとめています。

東京の運賃は2026年4月20日に変わった

アプリの話とは別に、運賃そのものが改定されています。東京23区・武蔵野市・三鷹市の普通車の上限運賃は次のとおりです。

東京の運賃表
2026年4月20日に改定された東京23区・武蔵野市・三鷹市の上限運賃
項目東京23区・武蔵野市・三鷹市多摩地区
初乗運賃1.0kmまで 500円1.0kmまで 500円
加算運賃232m増すごとに 100円211m増すごとに 100円
時間距離併用運賃1分25秒までごとに 100円1分20秒までごとに 100円
深夜早朝割増22時から5時まで 2割増22時から5時まで 2割増
迎車回送料金1回につき定額料金を事業者ごとに設定同じ
遠距離割引9,000円を超えた金額について1割引同じ

時間距離併用運賃は、時速10km以下で走っている時間について加算されるものです。渋滞にはまると、動いていなくても金額が上がっていくのはこの仕組みによります。

同じアプリでも、街が変われば運賃は変わる

運賃はアプリが決めているものではなく、地域ごとに決まっています。全国は69の運賃ブロックに分かれていて、ブロックが違えば同じ距離でも金額が変わります。

運賃が全国69ブロックに分かれていることを示した図
アプリの手配料が同じでも、運賃そのものは地域ごとに別

同じ東京でも、23区・武蔵野市・三鷹市は232mごとに100円、多摩地区は211mごとに100円です。旅行先で「思ったより高い」と感じるのは、多くの場合この違いによります。業界団体の資料には「相手によって運賃を値引きしたり受け取らない行為は禁止されています」とも書かれていて、交渉して安くしてもらえるものではありません。

支払い方法で選ぶ

財布を出さずに降りたいのか、現金で払いたいのかでも、選ぶアプリが変わります。

アプリごとの支払い方法を比べた表
アプリで払う場合と車内で払う場合の違い
アプリアプリでの支払い車内での支払い
GOGO Pay選べる。取扱手数料100円がかかる
S.RIDEネット決済、S.RIDE WALLET選べる
DiDiクレジットカード、デビットカード、PayPay現金やその他の決済を選べる
Uber Taxiクレジットカード、PayPalなど。チップを渡せるキャッシュレスが基本
フルクルアプリ内の課金なし乗った車の支払い方法にしたがう

注意したいのは、GOの空港定額、AI予約、GO PREMIUMがいずれもGO Payでしか使えないという点です。車内決済を選ぶつもりなら、これらの機能は使えません。

GO Payには、後部座席のタブレットを積んでいる車であれば、アプリで呼んでいない流しのタクシーでもアプリで払えるという使い方があります。領収書はアプリからまとめてPDFで出す形で、二重発行になるため車内では出せません。S.RIDEにも同じ役割のS.RIDE WALLETがあります。

現金を持たずに乗れるか

アプリの外で手を挙げて乗るときは、その車がどの支払いに対応しているかで決まります。全国の状況は業界団体の資料に載っています。

全国のキャッシュレス対応車両の数と対応率
令和8年3月31日現在の台数と対応率
項目事業者数車両数
クレジットカード3,244126,307台
非接触型ICカード2,241103,429台
QRコード決済3,247124,394台

キャッシュレス決済に対応している車両は134,854台、対応していない車両は10,925台で、対応率は92.5%です。東京に限ると95.6%まで上がります。10台に1台弱は対応していない計算なので、現金をまったく持たずに出るのは避けたほうが無難です。

非接触型ICカードには交通系のICカードやiD、QUICPay、Apple Payなどが、QRコード決済にはPayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、d払い、au PAY などが含まれると注記されています。

領収書の出し方はアプリで違う

仕事で使う場合は、領収書をどう受け取るかも先に決めておいてください。ここは各社で扱いが分かれています。

GO Payで払った場合、領収書はアプリからPDFでまとめて発行します。二重発行になるため車内では出せない、と公式に書かれています。降りるときに「領収書をください」と言っても出てこないので、慣れていないと戸惑う場面です。DiDiは、登録したメールアドレスに領収書が届く形で、やはり車内では発行しません。S.RIDEには電子領収書の機能があります。

宛名や但し書きが必要な場合、車内でその場に書いてもらう形ではなくなる点は覚えておいてください。経費の精算に紙の領収書が必要な職場なら、車内決済を選ぶという判断もあります。ただしGOで車内決済を選ぶと取扱手数料100円がかかります。

予約で選ぶ

時間を押さえたい場合は、どれくらい先まで予約できるかが分かれ目になります。

アプリごとに予約できる時間の幅を比べた表
予約できる範囲と、そのときの注意点
アプリ予約できる範囲注意点
GO最短15分後から7日後まで支払いはGO Payのみで、車内決済は選べない
DiDi30分後から3日後まで愛知県を除く全サービスエリアで利用できる
Uber90日前から事前確定料金はメーター制料金のタクシーには適用されない
S.RIDE予約配車の機能がある予約サービス料がかかる
kmタクシーアプリ空港定額の予約ができる会員登録が必要で、迎車料金がかかる

予約にも手配料がかかります。GOのAI予約手配料は370円から980円、DiDiは北海道・宮城・兵庫・広島・長崎・沖縄で予約手配料が300円から780円と書かれています。

GOのAI予約には、時間になっても現れない場合の決まりも書かれています。予約時刻から5分経過するまでに利用者が現れなければキャンセル扱いになり、反対に、希望日時より5分以上遅れて到着した場合は手配料金を取らない、という内容です。

キャンセル料がかかる条件

呼んだあとで予定が変わったときのために、条件を先に知っておくと安心です。

GOとDiDiのキャンセル料の条件
どちらも500円。かかり始める時間が決まっている

GOのキャンセルポリシーは2025年11月28日に改定されていて、配車が確定してから3分以上たってから利用者の都合でキャンセルした場合と、乗務員が到着して5分以上待っても利用者を特定できなかった場合に、税込500円がかかると書かれています。初回のキャンセルは請求されません(Web版は除く)。

DiDiも、ドライバーが受け付けてから3分が経過したあとのキャンセルなどで500円がかかると案内しています。どちらも、呼んでからすぐであれば無料の時間があるということです。

空港へ行くときの選び方

空港への移動は、定額運賃を使えるかどうかで金額の読みやすさが変わります。

アプリごとの空港定額の扱いを比べた表
公式サイトに書かれている内容

GOは、東京都内と羽田空港の間は往復とも使えて対象は19区市、成田空港は空港へ向かう移動のみで対象は25区市と書かれています。手配料400円を含み、GO Payでの支払いに限られます。S.RIDEは羽田空港と成田空港へ定額運賃で行けるとしていて、定額運賃と有料道路利用料のほかにサービス利用料がかかります。kmタクシーアプリは空港定額の予約ができます。

東京ハイヤー・タクシー協会の案内には「事前予約が必要です」「定額運賃のほかに有料道路利用料がかかります」「午後10時から午前5時までは深夜早朝割増適用定額運賃」と書かれています。定額と聞くと総額が決まっているように感じますが、高速道路の料金は別に乗ると考えておいてください。

羽田空港までの定額運賃

業界団体の資料には、区や市ごとの定額運賃が載っています。令和8年4月20日現在の金額で、有料道路利用料は含みません。

羽田空港までの区市別の定額運賃の棒グラフ
令和8年4月20日現在。有料道路利用料は含まない
出発地定額運賃出発地定額運賃
千代田区7,600円杉並区10,800円
渋谷区8,500円北区11,000円
世田谷区8,900円足立区11,100円
新宿区9,000円豊島区11,200円
江戸川区9,000円葛飾区11,300円
台東区9,100円板橋区12,300円
墨田区9,100円練馬区12,800円
文京区9,300円三鷹市13,300円
中野区9,900円武蔵野市14,000円
荒川区10,400円

資料の図では、中央区、港区、目黒区、品川区、江東区、大田区には金額の記載がありません。kmタクシーアプリの案内にある千代田区内から羽田空港7,600円という金額は、この表と同じ水準です。成田空港は千代田区内から26,000円と書かれています。

ホテルの車寄せに停まるタクシーの写真
空港へ向かう移動は、定額の対象かどうかを先に確かめておく

アプリごとの中身

ここからは6本それぞれについて、公式サイトに書かれている機能を整理します。

GO

対応エリアがいちばん広く、運賃の選び方も多いアプリです。

GOでできることをまとめた図
公式サイトに書かれている機能

運賃はメーター運賃、事前確定運賃、空港定額から選べます。貸切を使うときは時間制運賃です。Web版から呼んだ場合はメーター運賃になります。

こだわり条件として、GO優良乗務員、JPN TAXIの車種指定、空気清浄機などを積んだ車を、それぞれ150円で指定できます。大きい車が必要なときはGO PREMIUMがあり、対象は東京23区と武蔵野市・三鷹市、名古屋市11区です。アルファードまたはエルグランドで最大6人まで乗れて、予約は不要、最低料金もないと書かれています。ただしGO Payでの支払いに限られ、d払いは対象外です。

S.RIDE

東京を中心に使われているアプリで、アプリ手配料が0円と公式に書いているのが特徴です。

S.RIDEでできることをまとめた図
公式サイトに書かれている機能

画面を下にスライドするだけで配車を依頼できるワンスライド配車、流しで乗ったタクシーでもアプリで払えるS.RIDE WALLET、流しのタクシーに乗りやすい場所を地図に出すバーチャルタクシースポットなどがあります。車種、タクシー会社、ライドシェアの指定もできます。

公式は配車成功率95%と書いていますが、2024年9月から12月のユニークユーザーごとに算出した値という注記が付いています。いつでも95%で来るという意味ではない点は読み取っておいてください。

S.RIDEプレミアムの特典一覧
月額3,480円(税込)。初月は無料トライアルができると書かれている

月額3,480円(税込)のS.RIDEプレミアムに入ると、予約サービス料が0円になり、最大6人まで乗れるミニバンを追加料金なしで指定できます。ただし予約サービス料が0円になる対応エリアは東京23区・武蔵野市・三鷹市のみです。加入から1か月の中途解約はできず、申込日の1か月後の同日が自動更新日になります。使う回数が少ないなら、料金と回数を計算してから入るかどうかを決めてください。

DiDi

対応する都道府県が40と広く、支払いの選択肢にPayPayが入っているのが特徴です。

DiDiでできることをまとめた図
公式サイトに書かれている機能

運賃は車内のメーターで計算し、これに迎車料金や高速道路料金などが加わります。アプリ決済で使えるのはクレジットカード、デビットカード、PayPayです。現金やその他の決済も選べます。

領収書は登録したメールアドレスに届く形で、車内では発行しません。仕事で使う場合は、あらかじめ受け取れるアドレスを登録しておいてください。車種の指定はできないと書かれています。

公式は平均到着時間を5分としています(2025年1月から12月の全国平均)。これも平均なので、時間帯や場所によって変わります。

Uber Taxi

海外で使っている人にはなじみのあるアプリです。日本ではタクシーを呼ぶ形で使います。

Uber Taxiでできることをまとめた図
東京都港区のページに書かれている内容

24時間365日、配車を依頼できて、乗れるのは最大4人です。運転するのは認可を受けたタクシードライバーで、支払いはクレジットカードやPayPalなどのキャッシュレス、チップを渡すこともできます。

気をつけたいのは、配車が決まったあとに目的地を変えたくなったとき、アプリ上では変更できないと書かれている点です。乗ってからドライバーに直接頼む形になります。

Uber Reserveは90日前から予約できます。ただし事前確定料金はメーター制料金のタクシーには適用されず、Reserveのキャンセル料は通常の配車より高く設定されていると書かれています。

フルクル

他の5本とは考え方が違うアプリです。呼びつけるのではなく、近くを走っている空車に自分の存在を知らせる仕組みです。

フルクルの仕組みを4つの手順で示した図
スマートフォンを振って、近くの空車に気づいてもらう

乗りたい場所でスマートフォンを振ると、周辺500mの空車のタクシーに自分がいることが伝わります。振った状態は120秒続きます(2026年2月20日に延長されました)。約150mまで近づくとスマートフォンが振動して知らせてくれます。

登録は不要で、アプリ内の課金もなく、迎車料金もかかりません。その代わり、必ず来るとは限りません。建物の中からは使えないので、外に出てから振る必要があります。

フルクルが2026年2月に仕組みを変えたことを示した図
マッチング後は迎車の扱いになった

もう1つ大事なのは、よくある質問に書かれている変更です。2026年2月9日のアップデートから、マッチングしたあとは迎車の扱いになり、途中で他のお客さんを乗せないようになりました。古い記事に書かれている使用感は、この変更より前のものである場合があります。

kmタクシーアプリ

フルクルと同じグループが出している、会員登録をして使うアプリです。

kmタクシーアプリの要点をまとめた図
対象は東京23区と三鷹市・武蔵野市、約4,100台

対象は東京23区と三鷹市・武蔵野市で、約4,100台が対象です。お気に入りの地点を最大12カ所まで登録でき、料金の検索や空港定額の予約ができます。金額の例として、千代田区内から羽田空港7,600円、千代田区内から成田空港26,000円が挙がっています(いずれも高速道路料金は含まず、2026年4月現在)。

フルクルとの違いは、会員登録が必要で迎車料金がかかる点です。確実に押さえたいときはこちら、気軽に捕まえたいときはフルクル、という分かれ方になります。

アプリで呼ぶとライドシェアの車が来ることがある

最近は、タクシーではない車が来る場合があります。呼ぶ前に知っておくと戸惑いません。

ライドシェアと配車アプリの関係を示した図
タクシーが足りない地域や時間帯をおぎなう仕組み

GOの対応エリアのページにはライドシェア車両の対応エリアの表示があり、S.RIDEにはライドシェアを指定する機能があります。ライドシェア車両で乗ったときの運賃は、事前確定運賃と同じ計算方法で出すとGOの料金案内に書かれています。メーターを回して距離で計算するのではなく、乗る前に金額が決まる形です。

背景には、タクシーが足りない地域や時間帯をどうするかという課題があります。国土交通省は令和6年7月17日に「交通空白」解消本部を設置していて、公共ライドシェアの導入実績は令和8年3月31日時点で681地域、865主体、6,307台と報告されています(交通空白型)。

配車を頼むときの画面で、タクシーとライドシェアのどちらが来るのかは表示されます。どちらでもよいのか、タクシーがよいのかを、確定する前に選んでください。

初めて呼ぶときの流れ

どのアプリでも、やることの順番は大きく変わりません。

初めて配車アプリで呼ぶときの5つの手順
料金詳細の画面を見る手順を飛ばさないこと

大事なのは3番目です。乗る場所と行き先を入れたあと、配車を確定する前に料金詳細の画面が出ます。GOの料金案内にも「配車依頼前にアプリ・Webサイト内の料金詳細画面で運賃、迎車料金、手配料の内訳を確認できます」と書かれています。ここを見ずに確定すると、あとから金額に驚くことになります。

料金表と電卓でタクシーの料金を確かめている様子
確定する前に、料金詳細の画面で内訳を見る

2019年ごろに使ったときの話

ここから先は、筆者が都内で乗務していた2019年ごろ、客として使ってみたときの記録です。いまとは仕様が違う部分があるので、当時の話として読んでください。

2019年ごろに使ったときの記録をまとめた図
当時の記録。いまの仕様とは違う部分がある

フルクルは、10回呼んで4回つかまえられました。失敗した理由は、近くに空車がいなかったことです。振っても誰も来ない時間帯は普通にありました。先ほど書いたとおり、2026年2月9日のアップデートで仕組みが変わっているので、この数字はいまの成功率ではありません。

S.RIDEは2回しか使っていませんが、2回とも来てくれました。回数が少ないので、これも成功率の話にはできません。

当時の使い分けは、時間に余裕があって急いでいないときはフルクル、時間がなくて迎車料金を払ってでも早く来てほしいときはS.RIDE、人と出かける特別な日はUberのプレミアム、という形でした。考え方そのものは、いまでもそのまま使えます。迎車料金と手配料を払って確実さを買うか、無料で運まかせにするかの選び方です。

乗務する側から見た話はタクシー運転手の年収の記事やタクシー運転手の仕事内容の記事にまとめています。

呼ぶ前のチェックリスト

最後に、実際に呼ぶ前に見ておく項目をまとめます。

配車アプリを使う前に確かめる7項目のチェックリスト
エリア、迎車料金、手配料、運賃の種類、支払い、キャンセル、空港定額
  • その街が対応エリアに入っているか(都道府県ではなく市区町村まで見る)
  • 迎車料金がいくらか(タクシー会社ごとに違う)
  • アプリ手配料や取扱手数料が乗っていないか
  • メーター運賃と事前確定運賃のどちらを選ぶか
  • 支払いをアプリにするか、車内にするか
  • キャンセル料がかかり始めるまでの時間
  • 空港へ行くなら、出発地が定額の対象かどうか

よくある質問

Q. JapanTaxiのアプリはどこでダウンロードできますか?

いまは配信されていません。2020年4月に『MOV』の事業と統合し、2020年9月に『GO』としてリリースし直されています。同じ役割のアプリを探しているなら、GOを見てください。

Q. MOVとタクベルは使えますか?

どちらもいまは別の名前になっています。『タクベル』は2018年12月に『MOV』へリニューアルされ、その『MOV』も統合を経てGOにまとまりました。

Q. 迎車料金はいくらですか?

一律の金額はありません。東京ハイヤー・タクシー協会の運賃料金表では、迎車回送料金は1回につき定額料金を事業者ごとに設定すると書かれています。アプリで呼ぶ前の料金詳細の画面で、そのタクシー会社の額を確かめてください。

Q. いちばん安く呼べるアプリはどれですか?

条件によって変わるので、1つに決められません。手配料を増やしたくないならアプリ手配料0円と書いているS.RIDE、迎車料金を払いたくないなら迎車料金不要と書いているフルクルが候補になります。ただし運賃と迎車料金はアプリではなくタクシー会社が決めるので、同じ距離でも会社によって総額は変わります。

Q. 呼んだあとにキャンセルするとお金がかかりますか?

かかる場合があります。GOは配車確定から3分以上たってからの利用者都合のキャンセルで税込500円、DiDiもドライバーが受け付けてから3分経過後などで500円と案内しています。GOは初回のキャンセルは請求されません(Web版を除く)。

Q. 何日前から予約できますか?

GOは最短15分後から7日後まで、DiDiは30分後から3日後まで、Uber Reserveは90日前からです。予約には手配料がかかり、GOのAI予約手配料は370円から980円と書かれています。

Q. 現金を持たずに乗れますか?

アプリで呼んでアプリで払う設定にすれば、基本的には可能です。ただし流しのタクシーに乗る場合は車両しだいで、全国のキャッシュレス決済対応率は92.5%、対応していない車両も10,925台あります。少額の現金は持っておくと安心です。

Q. 大人数で乗れるアプリはありますか?

GOのGO PREMIUMはアルファードまたはエルグランドで最大6人まで乗れます。S.RIDEプレミアムのミニバン車種指定も最大6人までです。Uber Taxiは最大4人と書かれています。

Q. 領収書はどうやってもらいますか?

アプリによって違います。GO Payで払った場合はアプリからPDFで発行し、二重発行になるため車内では出せません。DiDiは登録したメールアドレスに届きます。S.RIDEには電子領収書の機能があります。紙で受け取りたい場合は車内決済を選ぶことになりますが、GOでは取扱手数料100円がかかります。

Q. アプリで呼んだのにタクシーではない車が来ることはありますか?

あります。GOの対応エリアのページにはライドシェア車両の対応エリアの表示があり、S.RIDEにはライドシェアを指定する機能があります。ライドシェア車両の運賃は、事前確定運賃と同じ計算方法で出すとGOの料金案内に書かれています。呼ぶ前の画面で、どちらが来るかを確かめられます。

Q. 古い比較記事に載っているアプリ名が見つかりません。

名前が変わっているか、統合されている可能性があります。この記事の沿革の表と見比べてみてください。それでも見つからない場合は、配信が終わっていると考えたほうが早いです。

参考にした一次情報

いずれも2026年9月23日に確認しました。金額や対応エリアは変わることがあるので、使う前に各社のページで最新の内容を見てください。

  • GO社 会社情報(沿革)
  • GO タクシーアプリ 公式サイト
  • GO 対応エリア
  • GO 料金案内
  • GO キャンセルポリシー
  • GO サービス紹介(AI予約・空港定額ほか)
  • GO Pay
  • GO PREMIUM
  • S.RIDE 公式サイト
  • S.RIDE 対応エリア
  • S.RIDE 特長・機能
  • S.RIDE プレミアム
  • DiDiモビリティジャパン 公式サイト
  • DiDi タクシーをご利用のお客様
  • DiDi よくある質問
  • DiDi 岩手県・新潟県でのサービス開始のお知らせ
  • Uber 配車サービス(日本語)
  • Uber タクシー 東京都港区
  • Uber Reserve(予約)
  • フルクル 公式サイト
  • フルクル よくある質問
  • kmタクシーアプリ
  • 東京ハイヤー・タクシー協会
  • 東京ハイヤー・タクシー協会 運賃・料金表
  • 東京ハイヤー・タクシー協会 羽田空港までの定額運賃
  • 全国ハイヤー・タクシー連合会「TAXI TODAY in Japan 2026」お客様のニーズに応える地域公共交通機関(PDF)
  • 全国ハイヤー・タクシー連合会 統計調査

公式サイトに金額の記載が見つからなかったものは、この記事では書いていません。Uber Taxiの日本国内の手配料と、S.RIDEのアプリ決済で使えるカードブランドの一覧がこれにあたります。

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